コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

オーブリー・ビアズリー ≪孔雀の裾≫ 1900年頃 ラインブロック

セール価格¥220,000

作品説明

『サロメ』の挿絵の中でも、最も有名な一枚──≪孔雀の裾≫。
サロメは、豪奢な孔雀の羽で飾られた裾をまとい、妖艶な姿で静かに立っています。
その前には、薄く笑みを浮かべたヘロディアスが描かれ、ふたりの間には目に見えない緊張感が漂います。

孔雀は、虚栄と高慢の象徴。
ビアズリーはその羽を幾何学的なリズムで描き出し、東洋美術──とりわけジャポニスム(日本趣味)を思わせる精緻な装飾性を高めました。
鋭く引かれた細い線、繰り返される曲線、その緊張感と流麗さには、日本の屏風絵や工芸美術に通じる感性が色濃く漂います。

≪孔雀の裾≫は、ビアズリー芸術の代名詞ともいえる存在であり、線描による美の極致を示す傑作です。

当時に制作されたオリジナルアンティーク版画です。

ビアズリーが1898年に夭折した後、彼の作品を集めた画集が、代表作『サロメ』をはじめ数々の出版を手がけたジョン・レーンにより制作されました。
本作は、そのジョン・レーン版に収録された版画の一枚です。


作品情報

  • 画家:オーブリー・ビアズリー

  • 作品名:孔雀の裾(『サロメ』挿絵)

  • 制作年:1900年頃

  • 技法:ラインブロック

  • サイズ:作品 約28.5 × 20 cm
    (※額装は含まれておりません)

  • Artist / Title:Aubrey Beardsley / The Peacock Skirt

オーブリー・ビアズリー ≪孔雀の裾≫ 1900年頃 ラインブロック
オーブリー・ビアズリー ≪孔雀の裾≫ 1900年頃 ラインブロック セール価格¥220,000