


《キャバレー・シエル(天国)》1920年頃 モンマルトルの幻想的なキャバレーを写したアンティーク写真絵はがき|額装付き
天国と地獄、その入口が隣り合わせにあった──
本作は、モンマルトルのクリシー通りに実在した幻想的なテーマキャバレー《キャバレー・シエル(Cabaret du Ciel)》の外観を写した、1920年頃のアンティーク写真絵はがきです。
1896年、パリ・クリシー通り53番地に開店したキャバレー・シエルは、「天国」をモチーフにした装飾と演出で話題を呼び、となりに開店した《キャバレー・アンフェール(地獄)》とともにモンマルトル名物の一角を形成しました。
本作では、「LE CIEL」と記された天使像のファサードや、聖人・星々の意匠が施された幻想的な装飾が精緻に捉えられており、19世紀末パリの退廃と遊興の美学が凝縮されています。
本作品は、やわらかなピンク系台紙と黒の木製フレームで額装されています。幻想性のある建築美とアンティークの魅力が調和した一枚です。額装サイズは約20 × 27.5 cm。
(※裏面には「地獄の隣、キャバレー天国」(Cabaret du Ciel à côté de l’Enfer)との筆記体による書き込みが確認されています)
作品情報
画家:不詳
作品名:キャバレー・シエル(Cabaret du Ciel)
制作年:1920年頃
状態:アンティーク写真絵はがき 1枚・額装済み(宛名面に書き込みあり)
サイズ:約14 × 9 cm(絵はがき)
額装サイズ:約20 × 27.5 cm
Artist / Title:Unknown / Cabaret du Ciel (Antique Photo Postcard, ca.1920, Framed)
額装オプションのご案内
本作品は、作品本来の魅力をそのままにお楽しみいただけるよう、通常は未額装でのご提供となっております。紙の保存性やコレクション用途も考慮した形です。
ご希望のお客様には、当ギャラリーにて選定・ご提案するカスタム額装プラン(別途料金)をご案内しております。美術的なバランス、作品の色味、インテリアとの調和を考慮したフレーミングが可能です。
- 木製フレーム、金箔装飾フレームなど各種対応
- 紫外線カットアクリル使用(保存性重視)
- ご希望のサイズや設置環境に応じたご提案
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コンディションについて
本作品は、100年以上前に制作されたオリジナルのアンティーク版画です。
リボリアンティークスで取り扱う作品は、すべて当時に刷られた美術的価値のある本物の作品であり、後世の複製やコピーではありません。
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そのため、どこで購入するか、作品の選定を誰が担っているかがなによりも重要となります。
リボリアンティークスでは、長年にわたり美術館・専門家との連携を重ねた信頼のもと、慎重な選定を行っております。
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