

《キャバレー≪天国≫と≪地獄≫(改装前)》 1905年 モンマルトルの幻想キャバレーを写したアンティーク写真絵はがき|額装付き
天国と地獄、そのはざまに誘うモンマルトルの夜──
本作は、モンマルトルのクリシー通り53番地に並んで存在したキャバレー《天国(Le Ciel)》と《地獄(L’Enfer)》を写した、1905年のアンティーク写真絵はがきです。
《天国》と《地獄》はどちらも1896年にオープンし、同じ経営者によって運営されていたテーマ型キャバレー。左に見える「LE CIEL」の看板が掲げられた建物が《天国》、右側に口を開けた悪魔の顔が入口となっているのが《地獄》です。
この写真は、のちに増築・装飾される以前の比較的素朴なファサードを捉えたもので、改装前の姿を伝える貴重な資料といえます。演出と装飾が過剰化する前の、素朴で奇妙な静けさが魅力となった一枚です。
本作品は、濃緑系の台紙と黒木製フレームで額装されています。独特の建築と幻想主義的演出が際立つ構図に、重厚な落ち着きと趣が加わった仕上がりです。額装サイズは約20 × 27.5 cm。
(※通信面には1905年の消印があり、当時の書き込みと切手が残されています)
作品情報
画家:不詳
作品名:キャバレー≪天国≫と≪地獄≫(Le Ciel et l’Enfer, before renovation)
制作年:1905年
状態:アンティーク写真絵はがき 1枚・額装済み(切手・消印・書き込みあり)
サイズ:約14 × 9 cm(絵はがき)
額装サイズ:約20 × 27.5 cm
Artist / Title:Unknown / Le Ciel et l’Enfer, Montmartre (Antique Photo Postcard, 1905, Framed)
額装オプションのご案内
本作品は、作品本来の魅力をそのままにお楽しみいただけるよう、通常は未額装でのご提供となっております。紙の保存性やコレクション用途も考慮した形です。
ご希望のお客様には、当ギャラリーにて選定・ご提案するカスタム額装プラン(別途料金)をご案内しております。美術的なバランス、作品の色味、インテリアとの調和を考慮したフレーミングが可能です。
- 木製フレーム、金箔装飾フレームなど各種対応
- 紫外線カットアクリル使用(保存性重視)
- ご希望のサイズや設置環境に応じたご提案
ご注文時に「額装希望」とご記入いただくか、別途お問い合わせください。最適なフレーミングで、作品の魅力を最大限に引き立てるお手伝いをいたします。
コンディションについて
本作品は、100年以上前に制作されたオリジナルのアンティーク版画です。
リボリアンティークスで取り扱う作品は、すべて当時に刷られた美術的価値のある本物の作品であり、後世の複製やコピーではありません。
アンティーク版画はその性質上、現代作品のような個別の鑑定書が付属することはほとんどありません。
そのため、どこで購入するか、作品の選定を誰が担っているかがなによりも重要となります。
リボリアンティークスでは、長年にわたり美術館・専門家との連携を重ねた信頼のもと、慎重な選定を行っております。
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状態については、画廊にて実際にご覧いただくことも可能ですので、気になる点がございましたらお気軽にご相談ください。
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