



リュシアン・メティヴェ ≪アンバサドールのウジェニー・ビュッフェ≫ 1896年
パリの石畳を踏みしめて──
時代を歌った女、ウジェニー・ビュッフェの凛とした姿を刻む一枚。
リュシアン・メティヴェ(Lucien Métivet, 1863–1932)による≪アンバサドールのウジェニー・ビュッフェ≫は、19世紀末パリのカフェ・コンセール「アンバサドール」に出演するウジェニー・ビュッフェの姿を描いたポスター作品です。
赤いスカーフをなびかせ、手をポケットに突っ込んだ姿勢でこちらを見返す彼女の表情には、当時の労働者階級や社会の苦悩を代弁するシャンソン歌手としての芯の強さがにじみ出ています。背景の壁に描かれた自身の名前「Eugénie Buffet」の文字が、まるで都市のノイズの中で響くように印象づけられます。
彼女はアリスティッド・ブリュアンやイヴェット・ギルベールと並び称される時代のスターであり、1954年ジャン・ルノワール監督の映画『フレンチ・カンカン』では、エディット・ピアフが彼女の役を演じました。
本作は、リトグラフ作品集『ポスターの巨匠たち(Les Maîtres de l’Affiche)』に収録されたオリジナル作品で、リネン裏打ち済の保存状態となっています。
作品情報
画家:リュシアン・メティヴェ(Lucien Métivet)
作品名:アンバサドールのウジェニー・ビュッフェ(Eugénie Buffet aux Ambassadeurs)
制作年:1896年
状態:リトグラフ 『ポスターの巨匠たち』収録作品 リネン裏打ち済み
サイズ:約39.6 × 29.1 cm
Artist / Title:Lucien Métivet / Eugénie Buffet (Lithograph from Les Maîtres de l’Affiche, Plate 22, ca.1896)
※画像中の額装は参考イメージです。額装につきましてはお問い合わせください。
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