コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

アルフォンス・ミュシャ『トリポリの姫君イルゼ』扉絵

セール価格¥33,000

夢と装飾の扉をひらく

ひとひらの花が開くように、ひとすじの線が物語を導くように——
この扉をくぐるとき、私たちはひとつの夢の中へと足を踏み入れます。
それは、言葉と絵が交錯する、十九世紀末のもっとも繊細で幻想的な書物。
詩人ロベール・ド・フレールと画家アルフォンス・ミュシャ、
そして彫刻家シャルパンティエが紡ぎだした、夢幻の書物《イルゼ》。
ページをめくるたび、アール・ヌーヴォーの息吹が、そっと私たちを包みこみます。


作品解説

書物としての総合芸術——ミュシャが手がけた書物装飾の頂点

本書『トリポリの姫君イルゼ』は、フランスの劇作家ロベール・ド・フレールによる幻想的な詩劇に、アルフォンス・ミュシャが全127点にもおよぶリトグラフ装飾を施した、アール・ヌーヴォー装本の傑作です。

掲載された扉ページには、アカンサスを思わせる花束とともに、ミュシャ独自の花文字をあしらったモノグラムが浮かび上がり、作品の世界観を象徴するように静かに佇んでいます。

その裏面には、本書の制作体制が丁寧に記されています。ドイツ語で記されたこのページによると:

  • 詩文:ロベール・ド・フレール

  • 挿絵・装飾・装丁設計:アルフォンス・ミュシャ

  • レリーフの造形:アレクサンドル・シャルパンティエ

  • 印刷・製本:プラハの「ボヘミア美術印刷社(UNIE)」

  • 出版:クンストフェアラークB.コチ社(プラハ)

つまりこの作品は、詩・絵・立体装飾・印刷芸術が結晶した、まさに総合芸術としての書物であり、ベル・エポックの芸術的理想を体現したコラボレーションでもあります。

この作品は、1901年にドイツ語で出版された豪華挿絵本『トリポリの姫君イルゼ』に収録された1枚です。

  • 作品名:「トリポリの姫君イルゼ」より挿絵

  • 画家:アルフォンス・ミュシャ(Alphonse Mucha, 1860–1939)

  • 制作年:1901年

  • 技法:カラーリトグラフ(両面印刷)

  • サイズ:約 30×20cm(紙面)


※画像中の額装は参考イメージです。額装につきましてはお問い合わせください。


関連リンク

作品を詳しくお知りになりたい方はリボリアンティークスの特集ページ(別サイト)をご覧ください。

《アルフォンス・ミュシャと『トリポリの姫君イルゼ』|物語と挿絵の魅力》

額装オプション

本作品は、通常は未額装でのご提供となっておりますが、ご希望の方には当ギャラリーにてカスタム額装プランをご案内しております。

紫外線カットアクリルや美術的調和を重視した内容となっており、詳細・価格はこちらからご覧いただけます。

▶ [額装プランのご案内(PDF)]

ご注文時に「額装希望」とご記入いただくか、お気軽にお問い合わせください。

在庫1個
アルフォンス・ミュシャ『トリポリの姫君イルゼ』扉絵
アルフォンス・ミュシャ『トリポリの姫君イルゼ』扉絵 セール価格¥33,000

Contact

ご質問やご相談がございましたら、下記フォームよりお気軽にご連絡ください。

【よくあるお問い合わせ内容】
  • 商品に関するご質問(状態、サイズ、額装オプション など)
  • ご注文や配送について
  • ギャラリーご来店のご予約に関すること
  • メディア・取材のお問い合わせ

  • 総合受付  03-3452-8411(受付時間13:00~17:00 火・木・金)

    📞 お電話でのお問い合わせ(予約・お問合せ専用) 090-5774-1248(受付時間 10:00〜18:00)

    店舗営業時間 10時30~19時 (定休日 日曜日)

    📩 メールでのお問い合わせ info@rivoli-antiques.com
    ※営業目的でのご連絡は電話では承っておりません。メールにてお問い合わせください。